管理者コミュニケーション一問一答

人材戦略コンサルティングの現場から
昨今、注目され、また、クライアントの皆様からのご要望の多い、管理者スキルについて、好評のテーマから下記2点を連続してご紹介いたします。
1点目
【部下(や後輩などの指導対象者)が相談にこない】
2点目
【ちょっと強めの注意をすると直ぐにパワハラだと反応される】
本日は、1点目について
★【部下(や後輩などの指導対象者)が相談にこない】
まず... 管理者の方に質問です。
あなた(管理者)は、なぜ、部下に相談にきて欲しいのですか?
次に... 相談には(部下やチームに)どのような効用・成果がありますか?
最後に... 部下は、なぜ、相談にこないのだと思いますか?
★理由1
「どうせ分かってくれない、言っても仕方ない」という、思考停止・硬直・閉塞感の蔓延した組織・チーム・人間関係が原因
◎解決策
日頃の職場内において、共感と無駄話コミュニケーションによる「心理的安全性」という環境の創造
★理由2
質問の仕方が分からない、うまく話せない、迷惑かもしれない、そんなことも分からないのか(能力が低いと思われる)という躊躇
◎解決策
「どうしたらいいですか?」などの丸投げではなく、「~しようと思いますがどうでしょうか」など、管理者がYESかNOで答えられる質問形式を指導
いかがでしょうか?
管理者自身が、まずは、理由と原因を捉えてみましょう。
そして、相談(報連相コミュニケーション)という接点が多ければ多い程、組織チームは活性化し、チームワークが進展していく、そしてそれは、個々のやりがいや顧客の利益に直結することを言葉で伝えていきましょう。
【なぜ、相談が必要か】
この答えを、あなたの言葉で、部下に伝える事から始めましょう。
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