2026年上半期報告「個々の成長意欲の二極化」
市場価値の格差拡大が、企業の人材戦略を変える
2026年度も、上半期を終えようとしています。
年度初め、JK22コンサルティングではクライアント企業の皆さまに、今年度のHR全体の人材施策の方向性として、ひとつの大きなテーマをお伝えしていました。
「個々の成長意欲の二極化」と「市場価値の格差拡大」です。
上半期を振り返ると、この傾向は予測以上に明確になってきたと感じています。
そして、この変化を前提として、私たちも企業の人材戦略、人材育成、管理職教育、キャリア支援のあり方を見直しながら、さまざまな施策を実施してきました。
「会社が育ててくれる」時代から、自ら成長を選ぶ時代へ
働く人の意識は大きく変化しています。
自分に合った体験を求める。
会社や組織に過度に依存しない。
新しい人間関係やコミュニティを求める。
キャリア形成に対する意識が高まる。
そして何より特徴的なのは、自己学習や自己研鑽への意識の差が、そのまま個人の能力差・市場価値の差となって表れ始めていることです。
学び続ける人は、生成AIをはじめとする新しいツールや知識を積極的に取り入れ、自分の仕事の幅を広げています。
一方、「会社が教えてくれる」「必要になったら研修を受ければいい」という姿勢のままでいる人との差は、これからさらに広がっていくでしょう。
これは単なる知識量の違いではありません。
「自分自身のキャリアを誰がつくるのか」という意識の違いです。
企業も「所属」ではなく「貢献」を求め始めている
企業側の人材に対する考え方も変化しています。
年功序列を前提とした人事制度は崩れ、「長く所属していること」そのものよりも、
その人が組織に何をもたらしているのか。
どのような価値を生み出しているのか。
という「貢献」が、これまで以上に問われるようになっています。
そこで上半期、JK22コンサルティングではクライアント企業に対し、次のような視点を軸として人材施策を進めてきました。
-
「所属」から「貢献」でつながる組織づくり
-
人材の流動化を前提とした人材ポートフォリオの強化
-
AI文化の定着と、新しい人と人との対話の質の再構築
-
部署間・支店間のネットワークや横断的な関係性の強化
-
組織と個人双方における継続的な教育・学習支援
-
多様化する働き方に対応した評価制度の見直し
-
人事・採用・育成・評価を個別施策ではなく、一つの人材戦略として捉える仕組みづくり
-
社内の技術・ノウハウの管理、蓄積、継承
-
自社の付加価値を再認識し、育成の効率化・高度化につなげる取り組み
特に重要なのは、採用、育成、評価を別々に考えないことです。
どのような人材を採用し、何を期待し、どのように育成し、何を「貢献」として評価するのか。
ここに一貫性がなければ、人材戦略は機能しません。
「全員を同じように育てる」人材育成からの転換
もう一つ、今年度強く感じているのが、従来型の一律的な人材育成の限界です。
成長意欲そのものが二極化している以上、全社員に同じ教育機会を与えるだけでは、同じ成果にはつながりません。
だからこそ企業には、教育機会を提供するだけでなく、「学び続けることが仕事の一部である」という文化をつくることが求められています。
同時に、自ら学び、挑戦し、組織への貢献度を高めようとする人材には、さらに成長できる機会を用意する。
こうしたメリハリのある人材育成も必要になってきました。
個人にも「キャリアの生存戦略」が必要です
そして、この話は企業だけの問題ではありません。
むしろ働く個人にこそ、考えていただきたいテーマです。
自身のキャリア戦略は、もはや企業主導ではありません。
「この会社にいれば大丈夫」
「長く勤めていれば評価される」
「必要なことは会社が教えてくれる」
こうした考え方だけでキャリアを守ることは、難しい時代になりました。
雇用され続けるためにも、仕事を選び続けるためにも、そして年齢を重ねても必要とされる人材であり続けるためにも、能力と付加価値を自ら高め続けることが必要です。
資格を取ることだけが自己啓発ではありません。
自分には何ができるのか。
何を強みにするのか。
これから何を身につけるべきなのか。
現在の自分の市場価値はどこにあるのか。
定期的に自分自身を棚卸しし、戦略的に学ぶこと。
私はこれを、これからの時代における**「個人の生存戦略」**の一つだと考えています。
個人向けパーソナル研修も実施しています
JK22コンサルティングでは現在、企業向けの人材育成・組織開発だけでなく、個人の市場価値向上を目的とした個別パーソナル研修も実施しています。
一人ひとりの職歴、現在の立場、強み、課題、今後のキャリアを踏まえ、必要な能力や学習テーマを個別に設計するものです。
一般募集は行っておらず、詳細も公開していません。
(これまでの既存の一般プランは掲載あり)
いわば**「シークレット研修」**ですが、ご利用いただいた方からは好評をいただいており、お問い合わせには個別に対応しています。
「今の自分の市場価値を確認したい」
「次のキャリアに備えたい」
「管理職として、もう一段階力をつけたい」
「年齢を重ねても必要とされる人材でいたい」
そのような方には、ぜひ活用していただきたいと思っています。
実際、「今」課題がある、限界を感じている…という方が多くいらっしゃいます。
2026年下半期へ――人材戦略は、企業にも個人にも必要になる
上半期を振り返って改めて感じるのは、人材を取り巻く変化の速さです。
AIの普及、人材の流動化、働き方の多様化、年功序列の崩壊、評価基準の変化。
こうした変化の中で、企業には**「どのような人材と、どのような価値を生み出す組織をつくるのか」**という人材戦略が求められます。
そして個人にもまた、**「自分は何によって必要とされ続けるのか」**というキャリア戦略が必要です。
企業が社員の人生をすべて設計する時代ではありません。
だからこそ企業は、成長する人がさらに成長できる環境をつくる。
そして個人は、自分自身の市場価値を自分でつくっていく。
2026年上半期に見えてきた「個々の成長意欲の二極化」は、下半期以降、さらに大きな市場価値の格差となって表れてくるのではないでしょうか。
自分のキャリアを、会社任せにしない。
企業にとっての人材戦略と同じように、これからは一人ひとりにも「自分自身の人材戦略」が必要です。
JK22コンサルティングは、企業の人材戦略と個人のキャリア戦略、その両面から「人が価値を生み出し続ける仕組み」を支援していきます。
JK22 Consulting
美意識経営™ / 美しい接客™
Leading Business Through Aesthetic Excellence.
Creating Organizations Where Excellence and Beauty Meet.
JK22コンサルティング since2000
人事制度・評価制度・目標管理制度の構築、採用コンサルティング
人材育成・組織開発・管理職育成のコンサルティング、マニュアル、ルールブック作成、各種研修
「人が育つ組織づくり」をテーマとした講演・執筆
持続可能な組織運営などクライアント様の課題に合わせたオーダーメイド型の研修・コンサルティングを提供しています。
浜松・横浜を拠点とするJK22Consultingは、全国・海外、対応可能です。
お問合せ・ご相談は、専用フォームから、または下記までお寄せくださいませ。
info@jk22.jp
About JK22 Consulting
Founded in 2000, JK22 Consulting specializes in human resource strategy, organizational development, leadership development, and customized corporate training.
Guided by our philosophy of Aesthetics-Driven Management™, we help organizations build cultures where excellence, integrity, professionalism, and respect become everyday practice.
Our services include:
- HR and performance management system design
- Recruitment strategy and talent acquisition consulting
- Leadership and management development
- Organizational development
- Corporate training programs
- Manuals, rulebooks, and learning materials
- Keynote speeches and professional writing
Every engagement is tailored to the client's goals, culture, and business challenges, enabling sustainable organizational growth and long-term success.
Contact
JK22 Consulting
Based in Hamamatsu and Yokohama, Japan.
Serving clients throughout Japan and internationally.
For inquiries or consultation, please contact us via the inquiry form or by email.
E-mail: info@jk22.jp